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AI Overviews対策|Google AI概要に引用されるための実務【2026年】

結論

AI Overviews対策とは、Googleの検索結果上部に表示されるAI要約の中で、自社サイトが引用元として採用される状態をつくることです。Ahrefsの調査では、AI Overviewsが表示されるクエリで日本のオーガニッククリックが約38%減少しています[1][2]。表示率は業種差が大きく、B2Bテクノロジーでは82%という調査もあります[3]。対策の核心は、質問に直接答える短い記述と、AIが引用しやすい構造(見出し単位の自立)です。

AI Overviewsとは

AI Overviews(日本語表記は「AIによる概要」)は、Googleの検索結果の上部に表示される、生成AIによる要約回答です。複数のサイトを根拠にした要約が表示され、その下に引用元へのリンクが並びます。ユーザーはこの要約だけで疑問が解決してしまうことがあり、いわゆるゼロクリックが増える要因になっています。

クリック率への影響(実データ)

Ahrefsの調査によれば、AI Overviewsが表示されるクエリにおいて、日本のオーガニッククリックは約38%減少しました(グローバルでは約58%減)[1][2]。情報取得型のキーワードでは、検索1位のクリック率が1.76%から0.61%へ下落したという報告もあります[4]

※ 一方で、AI Overviews表示クエリのオーガニックCTRが2025年12月の1.3%から2026年2月に2.4%へ回復したという観測もあります[4]。数値は調査時期・対象クエリによって変動するため、自社の実データ(Search Console)と合わせて判断してください。

表示されやすい業種・クエリ

AI Overviewsの表示率には業種差があります。ある調査では、ヘルスケア88%、教育83%、B2Bテクノロジー82%、飲食78%、保険63%と報告されています[3]。BtoBの情報収集系クエリは表示されやすい部類に入るため、影響を受けやすい領域だといえます。

傾向として、「〜とは」「〜の方法」「〜の違い」といった情報取得型のクエリで表示されやすく、指名検索や購買直前のクエリでは表示されにくくなります。

引用されるための実務

  1. 質問に対する答えを、冒頭で短く書く:AI Overviewsは要約を作るため、既に要約されている記述を採用しやすくなります。1つの問いに対して80〜150字程度で結論を置きます。
  2. 見出し単位で自立させる:見出しとその直下の本文だけを切り出しても意味が通る形にします。AIは記事全体ではなく部分を引用します。
  3. 数値・固有名詞・出典を入れる:曖昧な表現より、具体的な数値と出典がある記述のほうが根拠として採用されやすくなります。
  4. FAQを設置する:想定質問と回答を明示すると、質問形式のクエリに対応しやすくなります。構造化データ(FAQPage)も併せて実装します。
  5. 一次情報を含める:一般論だけの記述は、AIが自力で生成できるため引用の必要がありません。

効きにくい施策

確認方法

まず、狙っているクエリでAI Overviewsが表示されるかを実際に検索して確認します。表示される場合は、引用元として誰が採用されているかを見ます。競合が採用されていて自社が入っていない場合、その競合のページ構造(結論の位置・見出しの粒度・数値の有無)が参考になります。

Google以外のAI(ChatGPT・Gemini・Perplexity)での見え方は別物です。全体像はAIOとは?LLMOとの違い、施策の優先順位はAIO対策とは?やることの全体像、ChatGPT側の対策はChatGPTに自社を表示させる方法を参照してください。複数AIをまとめて確認したい場合は無料AI検索露出診断をご利用ください。

よくある質問

AI Overviewsに表示されると流入は減りますか?
減る傾向があります。Ahrefsの調査では、AI Overviews表示クエリで日本のオーガニッククリックが約38%減少しました(グローバル約58%減)。ただし業種やクエリの種類によって影響度は異なります。
AI Overviewsに引用されるとどうなりますか?
要約内で言及され、引用元リンクが表示されます。クリックされなくても、企業名・サービス名が比較検討の候補として認知される効果があります。
どんなクエリで表示されやすいですか?
「〜とは」「〜の方法」「〜の違い」といった情報取得型のクエリで表示されやすい傾向があります。業種別ではヘルスケア88%、教育83%、B2Bテクノロジー82%といった調査結果があります。
AI Overviews対策とSEO対策は別ですか?
別ですが独立してもいません。インデックスされ検索結果に出ることが前提となるため、SEOの土台の上に「引用されるための構造」を足す形になります。
表示を拒否することはできますか?
一部のメタタグでスニペット表示を制御する方法はありますが、それにより通常の検索結果での表示にも影響が出る可能性があります。流入への影響を踏まえて慎重に判断してください。

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著者:髙梨啓介(株式会社燈 代表取締役)

解体業の起業、事業再生とFCの全国展開、製薬会社COO(SEO・SNS・BtoB開拓の統括)を経て株式会社燈を創業。営業組織づくりとAIO・LLMOを自ら実践する立場から、AI検索対策と成果報酬型営業を発信しています。プロフィール →

参考文献

  1. Ahrefs pte. ltd. プレスリリース「AIによる概要のゼロクリック影響、日本でも約38%のオーガニッククリック減少を確認」 https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000037.000157671.html
  2. ECニュース commercepick「Ahrefs調査、GoogleのAI概要により検索1位のCTRが日本で約38%低下」 https://www.commercepick.com/archives/86565
  3. 株式会社課題解決プラットフォーム「AI Overview表示率データと業種別影響」 https://0120.co.jp/blog/aio-13/
  4. ハッシンラボ/人材業界向け解説「AI Overviewsの登場で『自然検索のクリック率6割減』」 https://article.ejinzai.jp/training-labo/ai_overviews/

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