AI検索×営業

ChatGPT経由でリードを獲得する方法|BtoBの実務設計

結論

ChatGPT経由でリードを獲得するには、①ChatGPTの回答に自社が挙がる状態をつくる ②AIから来た人が納得できる受け皿ページを用意する ③流入を計測できるようにする——この3つが必要です。AI経由の流入は量こそ少ないものの、コンバージョン率が従来の自然検索より高いという調査が複数あります[1][2]。少ない流入でも商談につながりやすいのがこのチャネルの特徴です。

AI経由の流入は「少ないが濃い」

生成AI経由のWebサイト流入は増加傾向にあり、1年半で約7.8倍になったという調査があります[1]。ただし絶対数はまだ検索流入に比べて小さいのが実情です。

注目すべきはです。Adobeのデータでは、ChatGPT・Gemini経由の買い物客は支出が53%多いと報告されています[2]。BtoBでも、購買担当者は接触前にAIで候補を絞り込んでおり、買い手の約6割が営業と接触する時点で複数候補をリストアップ済みという調査があります[3]

つまりAI経由で来る人は、既に比較検討フェーズに入っている可能性が高い。流入数だけを見て「効果がない」と判断すると、質の高い接点を見落とします。

①回答に挙がる状態をつくる

前提として、ChatGPTの回答に自社が出なければ流入は生まれません。必要なのは、AIが読み取れる状態(クロール可能性・エンティティ統一)、質問に直接答えるコンテンツ、そして第三者からの言及です。詳しくはChatGPTに自社を表示させる方法で解説しています。

狙うべきクエリは、指名(「◯◯社とは」)より比較検討クエリ(「◯◯におすすめの会社」「◯◯の相場」)です。ここに挙がると、まだ自社を知らない相手に届きます。

②受け皿ページを設計する

AIの回答から来た人は、すでにある程度の前提知識を持って訪問します。初歩的な説明より、次の情報を求めています。

求めている情報用意すべきページ
いくらかかるのか料金ページ(型・条件を明示)
実績はあるのか導入事例・支援実績
自社に合うのか対応業種・向き不向きの記述
まず何をすればいいか診断・相談など軽い入口

ここで「まず問い合わせを」しか導線がないと離脱します。検討段階に応じた軽い入口(無料診断、資料、比較記事)を挟むと接点が残ります。

③計測できるようにする

AI経由の流入は参照元で判別できます。GA4の探索機能で参照元にchatgpt.com・perplexity.ai・gemini.google.com などを含む条件を作ると、生成AI経由のセッションを分離して見られます[4]

ただし、AIの回答内で言及されただけでクリックされないケースは計測に出ません。したがって流入計測と、AI回答での言及計測(Mention/Citation)は別々に持つ必要があります。後者は無料AI検索露出診断のような形で定点観測します。

商談・受注につなげる

AI経由のリードは検討が進んでいるぶん、反応が来てからの一次対応の速度が成果を分けます。返信が遅れると、他の候補で決まります。社内で速度を担保できない場合は、一次対応と商談化を完全成果報酬型の営業代行で外部化する方法があります。全体設計はAI検索から問い合わせを増やす方法にまとめています。

よくある質問

ChatGPT経由の流入はどのくらい期待できますか?
絶対数は検索流入に比べるとまだ小さいのが実情です。ただし生成AI経由の流入は増加傾向にあり、1年半で約7.8倍という調査があります。量より質(検討段階の進んだ相手が来る)で評価するチャネルです。
AI経由の流入は成約しやすいですか?
そうしたデータがあります。Adobeの調査ではChatGPT・Gemini経由の買い物客は支出が53%多いと報告されています。BtoBでも、接触時点で複数候補をリストアップ済みの買い手が約6割という調査があり、検討が進んだ状態で来る傾向があります。
流入はどうやって計測しますか?
GA4の探索機能で、参照元にchatgpt.com・perplexity.ai・gemini.google.comなどを含む条件を作ると分離して確認できます。ただしクリックされない言及は計測できないため、AI回答での言及計測は別途行う必要があります。
どんなページを用意すべきですか?
料金(型と条件)、実績、対応業種と向き不向き、そして軽い入口(診断・相談)です。AIから来る人は前提知識を持っているため、初歩的な説明より判断材料を求めています。

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著者:髙梨啓介(株式会社燈 代表取締役)

解体業の起業、事業再生とFCの全国展開、製薬会社COO(SEO・SNS・BtoB開拓の統括)を経て株式会社燈を創業。営業組織づくりとAIO・LLMOを自ら実践する立場から、AI検索対策と成果報酬型営業を発信しています。プロフィール →

参考文献

  1. 株式会社DEECH「生成AI経由のWebサイト流入、1年半で約7.8倍に」 https://www.atpress.ne.jp/news/621060
  2. Stellagent「ChatGPT・Gemini経由の買い物客は支出が53%多い ── Adobe 2026年5月データ」 https://stellagent.ai/ja/insights/chatgpt-gemini-shoppers-spend-more
  3. commercepick「HubSpot Japan、BtoB購買調査で生成AI活用が41.6%に影響と判明」 https://www.commercepick.com/archives/98032
  4. HanamiWEB「GA4の探索機能を使って生成AIからの流入数を確認する方法」 https://hanami-web.tokyo.jp/blog/seo/ga4-ai-traffic-analysis/

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